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幻想小説『ドグラ・マグラ』の作者、夢野久作没
3月11日
1936年3月11日、小説家・夢野久作が世を去った。1889年福岡市生まれで、本名は杉山直樹、のち改名して泰道。慶応義塾大学文科中退。1926年怪談『あやかしの鼓』を『新青年』に発表してデビューする。引き続き『死後の恋』『瓶詰地獄』『押絵の奇蹟』などを書いて作家的地位を確立した。発表の舞台が『新青年』だったため推理作家という分類もされているが、彼の作品は論理的な推理小説とはほど遠く、いずれも怪奇幻想のファンタジーであり、その達意な文章と非凡な構成力に特色がある。狂気と殺人を主題にした長編幻想小説『ドグラ・マグラ』(1935)が彼の代表作としてよく知られている。
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