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ジャパンナレッジ版 『東洋文庫』 のご案内

東洋文庫No  1~   101~   201~   301~   401~   501~   601~
楼蘭 流砂に埋もれた王都
(ロウラン リュウサニウモレタオウト)
A.ヘルマン 松田寿男訳
紀元前2世紀から紀元後4世紀にかけて,中央アジアに繁栄した王都楼蘭の香り高い文化は,いつしかタクラマカンの流砂に埋もれて眠りつづけていた。本書は東西交通の要衝として栄えた古代都市の歴史と発掘の物語である。
1963年10月刊
唐代伝奇集 1
(トウダイデンキシュウ 1)
前野直彬編訳
3~6世紀の六朝時代に伝えられたインド的空想が中国で見事に花開き,妖しい美しさに読者をひき入れるのが唐代の小説「伝奇」である。広い資料のなかから選びぬかれた珠玉の作品111編のうち,第1巻は,比較的長い物語34話を収める。
1963年10月刊
鸚鵡七十話 インド風流譚
(オウムシチジュウワ インドフウリュウタン)
田中於弥訳
旅にでた夫の留守中,美しい妻をオウムが機知にとんだ物語によって誘惑から守る……。『アラビアン・ナイト』『デカメロン』などにも大きな影響を与えた中世インドのサンスクリット語説話集。
1963年10月刊
日本史 1 キリシタン伝来のころ
(ニホンシ1 キリシタンデンライノコロ)
ルイス・フロイス 柳谷武夫訳
布教の情熱に燃え,東海の果て日本へ渡来した宣教師たち。編年体の記録は,キリシタンの凄絶なドラマを物語る。第15回〈日本翻訳文化賞〉受賞。第1巻は,ザビエル渡来の1549年から,ヴィレラ一行が京都に向かう59年まで。巻頭に解説を付す。
1963年10月刊
アラビアのロレンス
(アラビアノロレンス)
R.グレーヴズ 小野忍訳
第一次世界大戦下,トルコに圧迫されていたアラビア民族のために,一考古学者のロレンスは立ちあがり,ゲリラ戦によって勇名をはせる。親友が語るその波瀾にみちた半生記。
1963年10月刊
則天武后・筑 始皇帝と高漸離
(ソクテンブコウ・チク シコウテイトコウゼンリ)
郭沫若 須田禎一訳
作者の優れた史観と新しい資料によって,前者は唐の女帝武后の庶民的側面を浮き彫りにしつつ,王族・貴族社会を批判し,後者は秦王朝の体制に抵抗する知識人テロリストの悲劇を歴史的に描く。

※本書は現在公開されておりません。
1963年11月刊
ミリンダ王の問い 1 インドとギリシアの対決
(ミリンダオウノトイ 1 インドトギリシアノタイケツ)
中村元・早島鏡正訳
仏教は,ギリシア的論理をとり入れることによって,世界宗教としての普遍性を獲得した。紀元前2世紀のインドで,支配者たるギリシア人王と仏教長老の対話のかたちで語られる聖典。第1巻は,第2編第1章第2まで。中村元の解説を付す。
1963年11月刊
往生要集 1 日本浄土教の夜明け
(オウジョウヨウシュウ 1 ニホンジョウドキョウノヨアケ)
源信 石田瑞麿訳
平安時代の貴族的な仏教に対して反抗の心を抱いた源信。浄土教の伝統を探りつつ,凄惨な地獄と甘美な極楽の様相を具体的な筆致で描いたこの書は,後世の思想・文芸に大きな影響を与えた。第1巻は,第4章まで。巻末に解説を付す。
1963年12月刊
名ごりの夢 蘭医桂川家に生れて
(ナゴリノユメ ランイカツラガワケニウマレテ)
今泉みね述 金子光晴解説
御典医の家に生まれた著者は,父の許に出入りした洋学者,福沢諭吉,神田孝平,箕作秋坪らの若き日の姿を思いだしながら,その言動を語る。維新前夜の生活と時代の変遷をみごとに伝える回想録。
1963年12月刊
10 捜神記
(ソウジンキ)
干宝 竹田晃訳
作者は4世紀半ば,東晋の歴史家で,本書は民間伝説,名士の逸話などを古い書物から抄録したもの。志怪小説とよばれる怪異の記録中もっとも叙述にすぐれ,中国小説の祖とされる。本邦初の全訳。
1964年01月刊
11 太平天国 1 李秀成の幕下にありて
(タイヘイテンゴク1 リシュウセイノバクカニアリテ)
リンドレー 増井経夫・今村与志雄訳
列強の侵略によって腐敗した清朝に対し,革命をめざして決起した太平軍。渦中に身を投じた若き英国海軍将校リンドレーの人間愛にあふれる記録の本邦初訳。太平天国の内幕をえぐる奇書。全26章のうち,第1巻は,第7章まで。今村与志雄の解説を付す。
1964年01月刊
12 薔薇園 イラン中世の教養物語
(バラエン イランチュウセイノキョウヨウモノガタリグリスターン)
サアディー 蒲生礼一訳
13世紀のイラン最大の詩人であるサアディーが,詩と散文でつづったイラン文学中もっとも美しい古典。興味ぶかい実践道徳の書としていまもイスラム教徒に親しまれ,金言はバラの香気をはなつ。
1964年02月刊
13 アメリカ彦蔵自伝 1
(アメリカヒコゾウジデン 1)
ジョセフ・ヒコ 中川努・山口修訳
13歳のとき,江戸から帰航の途中漂流し,52日後にアメリカ船に救われて渡米した播磨の水夫彦蔵。見聞を広めて幕末の日本に帰国,実業界に活躍した男の生きた維新史。第1巻は,1863年,生麦事件と馬関戦争の時代まで。
1964年02月刊
14 南蛮寺興廃記・邪教大意・妙貞問答・破提宇子
(ナンバンジコウハイキ・ジャキョウタイイ・ミョウテイモンドウ・ハデイウス)
海老沢有道訳
キリシタンの凄惨な弾圧は,権力意志のむき出しの行使だった。異質な文化を受容しようとする民族的陣痛がここに始まる。掲載の4編は,在来の仏教・神道と,キリスト教との激突をみごとに伝える。
1964年03月刊
15 ミリンダ王の問い 2 インドとギリシアの対決
(ミリンダオウノトイ 2 インドトギリシアノタイケツ)
中村元・早島鏡正訳
仏教は,ギリシア的論理をとり入れることによって,世界宗教としての普遍性を獲得した。紀元前2世紀のインドで,支配者たるギリシア人王と仏教長老の対話のかたちで語られる聖典。第2巻は,第2編第1章第3から第2編第6章まで。
1964年03月刊
16 唐代伝奇集 2
(トウダイデンキシュウ 2)
前野直彬編訳
3―6世紀の六朝時代に伝えられたインド的空想が中国で見事に花開き,妖しい美しさに読者をひき入れるのが唐代の小説「伝奇」である。精選された作品111編のうち,第2巻は,比較的短い話を中心に77話を収める。巻末に作品解題を付す。
1964年04月刊
17 東方への私の旅 リフの山々から中国へ
(トウホウヘノワタシノタビ リフノヤマヤマカラチュウゴクヘ)
V.シーン 福島正光訳
第一次世界大戦後のモロッコの反乱と中国の大革命は,その後の世界各地の民族運動に大きな衝撃を与えた。この渦中に飛び込んだアメリカの若いジャーナリスト,シーンが生き生きとつづる革命と革命家群像。
1964年04月刊
18 大河内文書 明治日中文化人の交遊
(オウコウチモンジョ メイジニッチュウブンカジンノコウユウ)
さねとう・けいしゅう編訳
上州高崎8万2000石の城主大河内輝声(てるな)は,維新後のつれづれを中国公使やその随員などとの交遊に過ごした。埼玉県平林寺に残されたその筆談原稿を発見した編訳者が,翻訳して世に問う記録。
1964年05月刊
19 東方旅行記
(トウホウリョコウキ)
J.マンデヴィル 大場正史訳
14世紀の著名な東洋周遊旅行案内記。西欧から元朝の中国まで,怪奇と困難にみちたこの英国貴族の不思議な旅行記は,偽書との見方もあるが,地理風俗について多くの真実を伝える。
1964年05月刊
20 明夷待訪録 中国近代思想の萌芽
(メイイタイホウロク チュウゴクキンダイシソウノホウガ)
黄宗羲 西田太一郎訳
満州族のためにあえなく崩壊した明朝の遺臣だった著者は,二朝に仕えることを潔しとせず,山野に隠遁して切々と民意を訴える。中国のルソーとよばれる人物による特異な思想の書。
1964年06月刊
21 往生要集 2 日本浄土教の夜明け
(オウジョウヨウシュウ 2 ニホンジョウドキョウノヨアケ)
源信 石田瑞麿訳
平安時代の貴族的な仏教に対して反抗の心を抱いた源信。浄土教の伝統を探りつつ,凄惨な地獄と甘美な極楽の様相を具体的な筆致で描いたこの書は,後世の思想・文芸に大きな影響を与えた。第2巻は,第5章から第10章まで。
1964年06月刊
22 アメリカ彦蔵自伝 2
(アメリカヒコゾウジデン 2)
ジョセフ・ヒコ 中川努・山口修訳
13歳のときに漂流,アメリカ船に救われて渡米し,幕末の日本に帰国して実業界に活躍した播磨の水夫彦蔵の生きた維新史。第2巻は,1863年から90年の国会開設,翌年の大津事件で筆をおく。巻末に年譜を付す。
1964年07月刊
23 北京風俗図譜 1
(ペキンフウゾクズフ1)
青木正児(まさる)編 内田道夫解説
清代末の北京の風俗・風物の詳細な図録。ゆきとどいた解説にみちびかれて,古都北京の中国人の生活の実態を,視覚的に把握できる。中国古典文学愛好家にとって貴重な書。第1巻は,「歳時」,「礼俗(婚礼・葬礼)」,「居処」,「服飾」の各部。
1964年07月刊
24 中国笑話選 江戸小咄との交わり
(チュウゴクショウワセン1 エドコバナシトノマジワリ)
松枝茂夫・武藤禎夫編訳
中国のウィットとエスプリの宝庫,明代の『笑府』,後漢の『笑林』を中心に,種々の笑話集から500編を集める。江戸小咄との比較考証によって,その原型・影響関係を解説した興味ぶかい書。
1964年08月刊
25 太平天国 2 李秀成の幕下にありて
(タイヘイテンゴク2 リシュウセイノバクカニアリテ)
リンドレー 増井経夫・今村与志雄訳
列強の侵略によって腐敗した清朝に対し,革命をめざして決起した太平軍。渦中に身を投じた若き英国海軍将校リンドレーの人間愛にあふれる記録の本邦初訳。太平天国の内幕をえぐる奇書。第2巻は,第8章から第13章まで。
1964年08月刊
26 長崎海軍伝習所の日々 日本滞在記抄
(ナガサキカイグンデンシュウジョノヒビ ニホンタイザイキショウ)
カッテンディーケ 水田信利訳
日本海軍の黎明期を物語る史料。幕末の安政のころ,伝習所教官として来日したオランダ士官の目にうつる若き日の勝海舟,榎本武揚,開明の藩主島津斉彬,鍋島閑叟ら。生き生きと登場する幕末の群像。
1964年09月刊
27 東遊雑記 奥羽・松前巡見私記
(トウユウザッキ オウウ・マツマエジュンケンシキ)
古川古松軒 大藤時彦解説
18世紀末,天明の飢饉にあえぐ東北地方から松前へと,幕府の御巡見使の随員として旅行した筆者による旅日記。平泉,松島,仙台,相馬から江戸まで,各地の民俗・伝説が冷静な観察眼をもって書きつづられている。
1964年09月刊
28 ミリンダ王の問い 3 インドとギリシアの対決
(ミリンダオウノトイ 3 インドトギリシアノタイケツ)
中村元・早島鏡正訳
仏教は,ギリシア的論理をとり入れて世界宗教としての普遍性を獲得した。紀元前2世紀のインドで,支配者たるギリシア人王と仏教長老の対話のかたちで語られる聖典。最終第3巻は,第2編の続きと,第3編「譬えばなしに関する問い」。早島鏡正の解説,総索引を付す。
1964年10月刊
29 板橋雑記・蘇州画舫録
(ハンキョウザッキ・ソシュウガホウロク)
余懐・西溪山人 岩城秀夫訳
明代末・清代初頭に繁華をきわめ,やがてさびれた南京・秦淮と風光明媚な蘇州の遊里。“夢の時空”に遊ぶ文人・名士の風流生活と名妓たちのあでやかな姿を伝えて,過ぎ去った時代を追想する2著。
1964年10月刊
30 北京風俗図譜 2
(ペキンフウゾクズフ 2)
青木正児編 内田道夫解説
清代末の北京の風俗・風物の詳細な図録。解説にみちびかれ,古都北京の中国人の生活の実態を視覚的に把握できる。第2巻は,家具などをあつかう「器用」,縁日の風景などを描く「市井」,茶屋遊びなどの遊びを示す「遊楽」,芝居や芸能の「伎芸」の各部。
1964年11月刊
31 醒睡笑 戦国の笑話
(セイスイショウ センゴクノショウワ)
安楽庵策伝 鈴木棠三訳
落語の祖といわれる策伝和尚の笑話の集大成。8巻1000余話を収録。わが国滑〓文学中の巨編で,説話研究上の好資料でもある。本書は,その難解さゆえに久しく埋もれていた古典の初の現代語訳。
1964年11月刊
32 太平天国 3 李秀成の幕下にありて
(タイヘイテンゴク3 リシュウセイノバクカニアリテ)
リンドレー 増井経夫・今村与志雄訳
列強の侵略によって腐敗した清朝に対し,革命をめざして決起した太平軍。渦中に身を投じた若き英国海軍将校リンドレーの人間愛にあふれる記録の本邦初訳。太平天国の内幕をえぐる奇書。第3巻は,第14章から第20章まで。
1964年12月刊
33 歎異抄・執持鈔・口伝鈔・改邪鈔
(タンニシヨウ・シユウジシヨウ・クデンショウ・ガイジャショウ)
親鸞述 石田瑞麿訳
親鸞のふかい哲学的思索と純粋な阿弥陀信仰は,その後,かえって異端を生じようとした。生前の親鸞の信仰をとおして正統を守ろうとする人びとによって説かれた,親鸞の真意を伝える苦悩の書。
1964年12月刊
34 今古奇観 1 明代短編小説選集
(キンコキカン 1 メイジタンペンショウセツセンシュウ)
抱甕老人編 千田九一・駒田信二訳
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話,女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世相・人情を,批判をこめつつ生き生きと伝える全40話の新訳。第1巻は,第8話まで。巻末に千田による解説を付す。
1965年01月刊
35 日本史 2 キリシタン伝来のころ
(ニホンシ2 キリシタンデンライノコロ)
ルイス・フロイス 柳谷武夫訳
布教の情熱に燃え,東海の果て日本へ渡来した宣教師たち。ザビエルの渡日をめぐって描かれる編年体の記録は,キリシタンの凄絶なドラマを物語る。第2巻は,ヴィレラ一行が京都に入った1560年から63年まで。
1965年01月刊
36 蜀碧・嘉定屠城紀略・揚州十日記
(ショクヘキ・カテイトジヨウキリヤク・ヨウシュウジュウジツキ)
彭遵泗・朱子素・王秀楚 松枝茂夫訳
残忍目をおおうばかりの惨状! 明代末から清代初頭の血で血を洗う動乱を描いた実録。四川省の張献忠の乱を描く『蜀碧』,清軍が揚州を破り,嘉定を攻略したさいの残虐の記録『揚州十日記』『嘉定屠城紀略』を収める。
1965年02月刊
37 金谷上人行状記 ある奇僧の半生
(キンコクショウニンギョウジョウキ アルキソウノハンセイ)
横井金谷 藤森成吉訳
幕末,近江に生まれた金谷は,11歳で預けられた寺を出奔して以降,半生を波瀾万丈,天衣無縫,滑稽百出の放浪の旅に過ごした。奇想天外で天真爛漫な『金谷上人御一代記』の楽しい現代語訳。
1965年02月刊
38 ナスレッディン・ホジャ物語 トルコの知恵ばなし
(ナスレッディン・ホジャモノガタリ トルコノチエバナシ)
護雅夫訳
中世トルコの奇知縦横のナスレッディン・ホジャは,イスラム文化圏の多くの笑話の主人公になっている。庶民的英知の持ち主としてもてはやされ,その実在に異説もある“トルコ版一休さん”の,故態をとどめる500余話。
1965年03月刊
39 蕃談 漂流の記録1
(バンダン )
室賀信夫・矢守一彦編訳
幕末,越中の長者丸は,三陸,唐仁の港から出港して江戸へ向かう途中に遭難,ハワイに漂着する。そののち,オホーツク海をへてロシア艦によって帰還するまでの異国の体験と,漂流の苦難の記録。
1965年03月刊
40 夢の七十余年 西原亀三自伝
(ユメノナナジュウヨネン ニシハラカメゾウジデン)
西原亀三 北村敬直編
大正6年(1917),寺内正毅内閣の私設公使と称して,段祺瑞との間に1億4500万円の借款を結んだ西原亀三。国際的な問題となった「西原借款」の裏面を明らかにする,波瀾にみちた生涯の記録。
1965年04月刊
41 沖縄の犯科帳
(オキナワノハンカチョウ)
比嘉春潮・崎浜秀明編訳
沖縄の裁判所,平等所(ひらじょ)にのこされた貴重な記録をもとに,人間味あふれる裁判と法の適用を示しながら,近世沖縄の人情・風俗・習慣など,庶民生活をみごとに描く。
1965年04月刊
42 ペルシア放浪記 托鉢僧に身をやつして
(ペルシアホウロウキ タクハツソウニミヲヤツシテ)
A.ヴァーンベーリ 小林高四郎・杉本正年訳
貧窮と障害から身を起こし,トルコからテヘランをへて,ボハラ,サマルカンドへと大旅行をしたハンガリー出身の東洋学の鬼才の自伝。托鉢僧に身をやつした旅は,苦難にみち生命の危険におびえる惨憺たるものだった。
1965年05月刊
43 幽明録・遊仙窟他
(ユウメイロク・ユウセンクツホカ)
前野直彬・尾上兼英ほか訳
中国六朝時代の代表的な短編小説集『幽明録』『異苑』『捜神後記』『博物志』『遊仙窟』などを収録。『遊仙窟』は,作者の遊里における体験を神仙譚に託して述べたもので,日本にだけ伝わった。
1965年05月刊
44 四書五経 中国思想の形成と展開
(シショゴキョウ チュウゴクシソウノケイセイトテンカイ)
竹内照夫
儒教の主要文献である『論語』『孟子』『易経』『春秋』など,いわゆる四書五経に対する正当な評価と,それらの古典を生みだした古代中国人の心と生活態度を解明した好著。書き下ろし。
1965年06月刊
45 今古奇観 2 明代短編小説選集
(キンコキカン 2 ミンダイタンペンショウセツセンシュウ)
抱甕老人編 千田九一・駒田信二訳
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話,女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世相・人情を,批判をこめつつ生き生きと伝える全40話の新訳。第2巻は,第9話から第16話まで。
1965年06月刊
46 論衡 漢代の異端思想
(ロンコウ カンダイノイタンシソウ)
王充 大滝一雄訳
後漢初めの退職官吏王充は,合理的な批判精神で空虚な御用儒学や俗流神秘主義をしりぞける。20世紀半ばの革命後,唯物論の先駆けとして再評価された貴重な書物。
1965年07月刊
47 魯迅 その文学と革命
(ロジン ソノブンガクトカクメイ)
丸山昇
中国近代文学の父であり,偉大な思想家でもある魯迅は,知識人としての苦悩のなかで,中国の「寂寞」を見つめ,自らをも傷つける「革命」を志向する。著者会心の魯迅伝。
1965年07月刊
48 剪燈新話
(セントウシンワ)
瞿佑(くゆう) 飯塚朗訳
明代の怪異小説集。唐代の伝奇小説の伝統を受けつぎ,内容・文章ともに妖麗。日本には室町時代に伝えられて,『雨月物語』など翻案も多い。三遊亭円朝の有名な「牡丹燈篭」は集中の一編「牡丹燈記」の翻案。
1965年08月刊
49 京都守護職始末 1 旧会津藩老臣の手記
(キョウトシュゴショクシマツ 1 キュウアイヅハンロウシンノシュキ)
山川浩 遠山茂樹校注 金子光晴訳
歴史は偽造されてよいか? 薩長の「力」によって明治維新は成立したが,それは孝明天皇の心意にそうものではなかった。その誠実さゆえに裏切られた旧会津藩士がつぶさに語る動乱の幕末史。第1巻は,文久2年(1862)から翌3年まで。巻末に解説を付す。
1965年08月刊
50 絵本江戸風俗往来
(エホンエドフウゾクオウライ)
菊池貴一郎 鈴木棠三編
江戸生き残りの古老,4代目広重が丹念につづる,幼時に見聞した年中行事や市井の雑事の記録。本業の絵筆で文章を補いながら,忘れられていく古きよき日の思い出を愛惜をこめて描いた好著。
1965年09月刊
51 老残遊記
(ロウザンユウキ)
劉鶚(りゅうがく) 岡崎俊夫訳
能吏の誤った信念による行動は,賄賂を受けるよりも悪いと断じる清代末の政客劉鶚。老残というひとりの旅医者の遊歴見聞に託して,自らの本心と時勢にたいする批判をぶちまけた譴責小説の代表作。
1965年09月刊
52 白居易詩鈔 附・中国古詩鈔
(ハッキョイシショウ フチュウゴクコシショウ)
白居易 森亮訳
白楽天の詩集から70編,『古詩源』『詩経』『唐詩選』から50編余を選んだ訳詩集。従来の漢詩注釈,訳解の方法によらず,英文学者の訳者は大胆・平明で画期的な現代語訳を試みる。
1965年10月刊
53 北京篭城・北京篭城日記 付・北京篭城回顧録
(ペキンロウジョウ・ペキンロウジョウニッキ フ・ペキンロウジョウカイコロク)
柴五郎・服部宇之吉 大山梓編
1900年6月,攘夷思想にかたまった義和団は,ついに北京で各国公使館区域を包囲攻撃するにいたる。駐在武官柴五郎中佐,留学生服部宇之吉が,60日余りの篭城生活を記録した2〓を一書に編む。
1965年10月刊
54 菅江真澄遊覧記 1
(スガエマスミユウランキ1)
菅江真澄 内田武志・宮本常一編訳
天明3年(1783),30歳で故郷三河を出発し,信州から東北・北海道までを巡歴,後半生を旅に送り秋田で没した稀有な旅行者の記録。客観的で人間愛にみちた眼で常民の生活と民俗をつづる。各巻に内田による収録各編の解説を載せる。第1巻は,天明3年から5年,伊〓路,姥捨山,越後,秋田,津軽,岩手などをめぐる7編。巻頭に「菅江真澄というひと」(内田),菅江真澄年表を収載。
1965年11月刊
55 デルスウ・ウザーラ 沿海州探検行
(デルスウウザーラ エンカイシュウタンケンコウ)
アルセーニエフ 長谷川四郎訳
沿海州ゴリド族の古老,デルスウ・ウザーラ。かずかずの探検行のなかで,彼が発揮する不思議なカンと超論理的なひととなりの魅力。その悲劇的最期によって,デルスウはソ連児童文学の英雄として親しまれている。
1965年11月刊
56 太平天国 4 李秀成の幕下にありて
(タイヘイテンゴク4 リシュウセイノバクカニアリテ)
リンドレー 増井経夫・今村与志雄訳
列強の侵略によって腐敗した清朝に対し,革命をめざして決起した太平軍。渦中に身を投じた若き英国海軍将校リンドレーの人間愛にあふれる記録の本邦初訳。太平天国の内幕をえぐる奇書。最終第4巻は,第21章から第26章まで。総索引を付す。
1965年12月刊
57 長安城中の少年 清末封建家庭に生れて
(チョウアンジョウチュウノショウネン シンマツホウケンカテイニウマレテ)
王独清 田中謙二訳
長安(現西安)の官僚貴族の家庭に生まれ,封建性の高い垣に囲まれて育ちながらも,戊戌の政変や五・四運動の余波を身近に感じる著者は,革命家王独清へと成長していく。叙情豊かな,その魂の記録。
1965年12月刊
58 水滸後伝 1
(スイココウデン 1)
陳忱(ちんしん) 鳥居久靖訳
梁山泊生き残りの面々の豪快でユーモラスな活躍。『水滸伝』にひきずられることなく,話は自由奔放で明るい。明代末から清代初頭にかけての作で,滝沢馬琴の『椿説弓張月』にも影響を与えた作品。各巻に解説を付す。全四十回のうち,第1巻は,第十三回まで。
1966年01月刊
59 オルドス口碑集 モンゴルの民間伝承
(オルドスコウヒシュウ モンゴルノミンカンデンショウ)
A.モスタールト 磯野富士子訳
かつて雄叫びをあげて平原を疾駆し,「猛き鷹の翼となりて山のごとき包(ゲル)を守るオルドス万戸」と歌われたチンギス帝(ハーン)の末裔たちが語り継いできた伝説と歌謡。
1966年01月刊
60 京都守護職始末 2 旧会津藩老臣の手記
(キョウトシュゴショクシマツ2 キュウアイヅハンロウシンノシュキ)
山川浩 遠山茂樹校注 金子光晴訳
歴史は偽造されてよいか? 薩長の「力」によって明治維新は成立したが,それは孝明天皇の心意にそうものではなかった。その誠実さゆえに裏切られた旧会津藩士がつぶさに語る動乱の幕末史。第2巻は,文久4年(1864)から慶応4年(1868)正月まで。
1966年01月刊
61 ハリス伝 日本の扉を開いた男
(ハリスデン ニホンノトビラヲヒライタオトコ)
カール・クロウ 田坂長次郎訳
太平の夢をむさぼっていた江戸幕府にとって,黒船の来航は幕政250余年の最大の衝撃だった。日本の扉を押し開いた総領事ハリスの東洋への執念を中心に,ジャーナリスト,クロウが描く特異な伝記。
1966年02月刊
62 清俗紀聞 1
(シンゾクキブン 1)
中川忠英 孫伯醇(そんはくじゅん)・村松一弥編
長崎奉行の中川忠英が,1790年代に福建・浙江・江蘇地方から来た清国商人に,かの地の制度,風俗,器物,宗教などを取材した聞き書き。全図版を掲載し,詳しい注釈を付した覆刻本。第1巻は,巻之一・年中行事,巻之二・居家,巻之三・冠服。巻末に村松の解説。
1966年03月刊
63 十王子物語
(ジュウオウジモノガタリ)
ダンディン 田中於弥・指田清剛訳
7世紀インドの代表的な恋愛冒険小説。マガダ国の王子と9人の貴公子がそれぞれ諸国を旅し,幾多の冒険と苦難の末にめぐり会って各人の冒険譚を語る。古代インドの社会のありさまを伝える物語。
1966年03月刊
64 戦国策 1
(センゴクサク 1)
劉向(りゅうきょう) 常石茂訳
秦の統一に先立つ戦国時代,生き残りに腐心する諸国の王たちに,巧みな弁舌で合従連衡を説いてまわった遊説家たちの記録。詳しい注に加え,各種版本の文言を挿入。第1巻は,遊説諸国のうち,西周・東周・秦・斉(部分)を収録。巻末に解説的「あとがき」を付す。
1966年04月刊
65 日本史 3 キリシタン伝来のころ
(ニホンシ3 キリシタンデンライノコロ)
ルイス・フロイス 柳谷武夫訳
布教の情熱に燃え,東海の果て日本へ渡来した宣教師たち。ザビエルの渡日をめぐって描かれる編年体の記録は,キリシタンの凄絶なドラマを物語る。第3巻は,フロイスが京都に入った1564年と翌65年。三好氏による将軍足利義輝の暗殺にふれる。
1966年04月刊
66 水滸後伝 2
(スイココウデン 2)
陳忱 鳥居久靖訳
梁山泊生き残りの面々の豪快でユーモラスな活躍。『水滸伝』にひきずられることなく,話は自由奔放で明るい。明代末から清代初頭にかけての作で,滝沢馬琴の『椿説弓張月』にも影響を与えた。第2巻は,第十四回から第二十八回まで。
1966年05月刊
67 維摩経 不思議のさとり
(ユイマギョウ フシギノサトリ)
石田瑞麿訳
聖徳太子の『維摩経義疏』以来,日本大乗仏教の発展にもっとも大きく寄与したこの経典は,在家の信者維摩を中心とした仏と菩薩と人間の壮大なドラマである。空・禅・念仏の入門書。
1966年05月刊
68 菅江真澄遊覧記 2
(スガエマスミユウランキ2)
菅江真澄 内田武志・宮本常一編訳
天明3年(1783),30歳で故郷三河を出発し,信州から東北・北海道までを巡歴,後半生を旅に送り秋田で没した稀有な旅行者が,常民の生活と民俗をつづる遊覧記。第2巻は,天明6年から寛政3年(1791)まで。陸中胆沢,仙台,岩手,津軽に遊び,蝦夷地に渡って松前から渡島半島の東西海岸をめぐる6編。
1966年06月刊
69 幕末外交談 1
(バクマツガイコウダン1)
田辺太一 坂田精一訳・校注
ペリーの黒船来航によって,江戸幕府は鎖国か開国かの決断を迫られる。薩英・下関戦をはさんで幕府崩壊までの顛末を,再三渡欧し親しく外交の衝にあたった著者がつぶさに語る幕末外交史。第1巻は,嘉永6年(1853)のペリー来航から,条約調印,遣米使節派遣をへて,文久2年(1862)の生麦事件,留学生派遣まで。巻末に解説を付す。
1966年06月刊
70 清俗紀聞 2
(シンゾクキブン 2)
中川忠英 孫伯醇・村松一弥編
長崎奉行の中川忠英が,1790年代に福建・浙江・江蘇地方から来た清国商人に,かの地の制度,風俗,習慣,器物,宗教などについて取材した聞き書き。図版をもれなく掲載し,詳しい注釈をほどこした覆刻本。第2巻は,巻之四から巻之十三,飲食,閭学,生誕,冠礼,婚礼,賓客,羇旅行李,喪礼,祭礼,僧徒。
1966年07月刊
71 アラビアン・ナイト 1
(アラビアン・ナイト01)
前嶋信次訳
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに,各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳は,重訳によって生じた従来の歪んだイスラム観を正す。第3回〈日本翻訳出版文化賞〉受賞。第1巻は,第1夜から第19夜,全編の枠物語と,「商人と魔王との物語」「漁夫と魔王との物語」「荷担ぎやと三人の娘の物語」の4話。
1966年07月刊
72 幕末外交談 2
(バクマツガイコウダン2)
田辺太一 坂田精一訳・校注
ペリーの黒船来航から,薩英・下関戦をはさんで幕府崩壊までの顛末を,再三渡欧し親しく外交の衝にあたった著者がつぶさに語る幕末外交史。第2巻は,文久2年(1862)の攘夷の勅旨から,下関戦,条約勅許,パリ博覧会,遣韓使節の議など複雑多難な状況を語り,慶応3年(1867)の大政奉還で筆をおく。巻末に幕末外交史略年表を付す。
1966年08月刊
73 ヴェトナム亡国史他
(ウ゛ェトナムボウコクシホカ)
潘佩珠(ファンボイチャウ) 梁啓超撰 長岡新次郎・川本邦衛編
全アジア人よ,この惨を救え__20世紀初頭,フランス虐政下のヴェトナムをのがれ,祖国の復興をはかって横浜に来訪した老志士潘佩珠が,流浪,投獄の苦難のなかで書きつづった血涙の書。
1966年08月刊
74 戦国策 2
(センゴクサク 2)
劉向 常石茂訳
秦の統一に先立つ戦国時代,生き残りに腐心する諸国の王たちに,巧みな弁舌で合従連衡を説いてまわる遊説家たちの記録。詳しい注に加え,各種版本の文言を挿入。第2巻は,遊説諸国のうち,斉(続き)・楚・趙・魏(部分)。
1966年09月刊
75 アラビアン・ナイト 2
(アラビアン・ナイト02)
前嶋信次訳
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに,各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第2巻は,第19夜から第34夜,「三つの林檎の物語」「大臣ヌールッ・ディーンとシャムスッ・ディーンの物語」「せむしの物語」の3話。
1966年09月刊
76 昔夢会筆記 徳川慶喜公回想談
(セキムカイヒッキ トクガワヨシノブコウカイソウダン)
徳川慶喜 渋沢栄一編 大久保利謙校訂
最後の将軍徳川慶喜は,毀誉褒貶にかこまれてその実体が捉えがたい。本書は私家版として25部だけひそかに刷られ,以後公刊されることのなかった稀覯本。読書人垂涎の書である。
1966年10月刊
77 今古奇観 3 明代短編小説選集
(キンコキカン 3 ミンダイタンペンショウセツセンシュウ)
抱甕老人編 千田九一・駒田信二訳
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話,女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世相・人情を,批判をこめつつ生き生きと伝える全40話の新訳。第3巻は,第17話から第24話まで。
1966年10月刊
78 水滸後伝 3
(スイココウデン 3)
陳忱 鳥居久靖訳
梁山泊生き残りの面々の豪快でユーモラスな活躍。『水滸伝』にとらわれず,話は自由奔放で明るい。明代末から清代初頭にかけての作で,滝沢馬琴の『椿説弓張月』にも影響を与えた。最終第3巻は,第二十九回から最終四十回まで。巻末に全体にわたる解説を付す。
1966年11月刊
79 加波山事件 民権派激挙の記録
(カバサンジケン ミンケンハゲキキョノキロク)
野島幾太郎 林基・遠藤鎮雄編
自由民権運動の激化した明治17年秋,急進的な自由党員は,藩閥専制政府を倒そうと〓城県加波山に挙兵する。本書は,稀覯本となっていた『加波山事件』に校注を付して覆刻したもの。
1966年11月刊
80 今昔物語集 1 本朝部
(コンジャクモノガタリシュウ 01 ホンチョウブ)
永積安明・池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場する。原本とは巻の順序が異なり,第1巻は,巻第十一から巻第十三(本朝・仏法)まで。巻頭に永積による解説を付す。
1966年12月刊
81 留日回顧 一中国アナキストの半生
(リュウニチカイコ イチチュウゴクアナキストノハンセイ)
景梅九 大高巌・波多野太郎訳
革命!__その言葉に生涯を賭けた中国の若きアナキスト景梅九が語る日本社会主義者との交流。幸徳秋水,大杉栄,宮崎滔天らとの思い出を語り,日中交流史に新たな材料を提供する。
1966年12月刊
82 菅江真澄遊覧記 3
(スガエマスミユウランキ3)
菅江真澄 内田武志・宮本常一編訳
天明3年(1783),30歳で故郷三河を出発し,信州から東北・北海道までを巡歴,後半生を旅に送り秋田で没した稀有な旅行者が,常民の生活と民俗をつづる遊覧記。第3巻は,寛政4年(1792)から享和元年(1801)まで。下北半島の田名部に滞在し,恐山や下北の村々を巡遊,のち津軽に移って各地をくまなく歩いた,南部・津軽の9年の日記11編。
1967年01月刊
83 燕京歳時記 北京年中行事記
(エンケイサイジキ ペキンネンチュウギョウジキ)
敦崇 小野勝年訳
満州貴族のとらわれない目に映った,清代末北京の一年の行事, 遊覧, 風俗, 物産, 技芸など。漢民族をはじめ,契丹,女真,蒙古,満州民族などの風俗が,簡潔に生き生きと伝えられる。
1967年01月刊
84 幕府衰亡論
(バクフスイボウロン)
福地源一郎 石塚裕道校注
明治前期に輩出した旧幕臣出身のジャーナリスト中,奇才をうたわれた福地桜痴。尊王の美名をもって明治新政府を賛美する史書の氾濫した当時,猛然とその誤りを主張した傑作。『幕末政治家』(501)の姉妹編。
1967年02月刊
85 アラビアン・ナイト 3
(アラビアン・ナイト03)
前嶋信次訳
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに,各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第3巻は,第34夜から第57夜,「ヌールッ・ディーン・アリーとアニースッ・ジャリースの物語」「狂恋の奴隷ガーニム・イブン・アイユーブの物語」「オマル・ブヌ・アン・ヌウマーン王とそのふたりの御子……驚異・珍奇な物語」(はじめ)。
1967年02月刊
86 戦国策 3
(センゴクサク 3)
劉向 常石茂訳
秦の統一に先立つ戦国時代,生き残りに腐心する諸国の王たちに,巧みな弁舌で合従連衡を説いてまわる遊説家たちの記録。詳しい注に加え,各種版本の文言を挿入。第3巻は,遊説諸国のうち,魏(続き)・韓・燕・宋・衛・中山。巻末に解題を付す。
1967年03月刊
87 江戸参府紀行
(エドサンプキコウ)
A.ジーボルト 斎藤信訳
文政6年(1823),長崎出島の医者として来日したジーボルトが,わが国文化史に残した足跡は大きい。本書は,同9年の江戸への旅を軸に,当時の風俗・地理を記した名著の口語新訳。
1967年03月刊
88 徳川慶喜公伝 1
(トクガワヨシノブコウデン1)
渋沢栄一 藤井貞文解説
幕末・維新期の通史として最高水準にあるといわれる本書は,財界の大御所渋沢栄一が旧主の汚名をそそぐため明治26年に企画したもの。以後25年におよぶ歳月を費やして完成された。第1巻は,慶喜の誕生と幼児期について記す第1章から,安政の大獄にともなう隠居謹慎を解かれる第7章まで。巻末に解説を付す。
1967年04月刊
89 今昔物語集 2 本朝部
(コンジャクモノガタリシュウ 02 ホンチョウブ)
永積安明・池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場する。第2巻は,巻第十四から巻第十六(本朝・仏法)まで。
1967年04月刊
90 日本大王国志
(ニホンダイオウコクシ)
F.カロン原著 幸田成友訳著
徳川家光の時代,第3代のオランダ商館長として赴任したカロン。東南アジアの海洋を駆けめぐった苛烈な彼の一代記と,辛辣な観察眼がとらえた封建日本の細密画。17世紀東西関係史を浮き彫りにする。
1967年05月刊
91 増訂 長安の春
(ゾウテイチョウアンノハル)
石田幹之助 榎一雄解説
詩に歌われ,栄華を誇った唐の都の物語。わが国東洋史学の泰斗石田博士の麗筆とふかい蘊蓄により,「詩」にまで高められた名随筆のかずかず。『唐史叢抄』その他に増訂をほどこして定本とした。
1967年05月刊
92 鹿洲公案 清朝地方裁判官の記録
(ロクシュウコウアン シンチョウチホウサイバンカンノキロク)
藍鼎元 宮崎市定訳
18世紀前半,清の雍正帝の時代,潮陽県の名知事藍鼎元(雅号を鹿洲)が在任中にあつかった民事,刑事事件の捜査と裁判の記録。旧中国社会の実態を伝え,小説以上のおもしろさ。
1967年06月刊
93 アラビアン・ナイト 4
(アラビアン・ナイト04)
前嶋信次訳
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに,各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第4巻は,第58夜から第106夜,「オマル・ブヌ・アン・ヌウマーン王とそのふたりの御子シャルカーンとダウール・マカーン,そしてこの人たちに起こった驚異・珍奇な物語」(続き)。
1967年06月刊
94 神道集
(シントウシュウ)
貴志正造訳
神々の本地説話を中心に,庶民の信仰を集めた熊野・二所・北野・諏訪・三島・赤城・葦刈などの神社縁起。安居院唱導教団が採集したもので,本迹思想にもとづく神仏説話が語られる。現代語訳。
1967年07月刊
95 徳川慶喜公伝 2
(トクガワヨシノブコウデン2)
渋沢栄一
幕末・維新期の通史として最高水準にあるといわれる本書は,財界の大御所渋沢栄一が旧主の汚名をそそぐため明治26年に企画したもの。以後25年におよぶ歳月を費やして完成された。第2巻は,将軍の後見職への就任を記す第8章から,再度上洛し朝議に参与する第14章まで。
1967年07月刊
96 今昔物語集 3 本朝部
(コンジャクモノガタリシュウ 03 ホンチョウブ)
永積安明・池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場する。第3巻は,巻第十七から巻第二十(本朝・仏法。巻第十八欠)まで。
1967年08月刊
97 日本霊異記
(ニホンリョウイキ)
原田敏明・高橋貢訳
雷をつかまえる男,「美女と白米と金をくれ」と観音に祈る男など,不思議な男女が登場するわが国初の仏教説話集の口語全訳。生命力と魅力にあふれ,『今昔物語集』などの先駆をなす。
1967年08月刊
98 徳川慶喜公伝 3
(トクガワヨシノブコウデン 3)
渋沢栄一
幕末・維新期の通史として最高水準にあるといわれる本書は,財界の大御所渋沢栄一が旧主の汚名をそそぐため明治26年に企画したもの。以後25年におよぶ歳月を費やして完成された。第3巻は,禁裏守衛総督への就任を記す第15章から,将軍職就任をへて,長州処分と水戸改革の成否を記す第25章まで。
1967年09月刊
99 菅江真澄遊覧記 4
(スガエマスミユウランキ 4)
菅江真澄 内田武志・宮本常一編訳
天明3年(1783),30歳で故郷三河を出発し,信州から東北・北海道までを巡歴,後半生を旅に送り秋田で没した稀有な旅行者が,常民の生活と民俗をつづる遊覧記。第4巻は,享和元年(1801)から文化6年(1809)まで。津軽から秋田へ移り,能代を拠点に北秋田の山村,男鹿などをめぐり,諸国民謡集「ひなの一ふし」などを編む。11編。
1967年09月刊
100 三十三年の夢
(サンジュウサンネンノユメ)
宮崎滔天 宮崎龍介・衞藤瀋吉校注
大将豪傑を夢みて志をえず,中国革命運動に飛び込んで,孫文,黄興らと奮闘し,夢ことごとく破れた白浪庵滔天が身をもって描いた数奇な半生記。精密な校注・研究を加えた決定版。
1967年10月刊
東洋文庫No  1~   101~   201~   301~   401~   501~   601~
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