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凡例 《日本国語大辞典》

出典・用例について

1採用する出典・用例

  1. 用例を採用する文献は、上代から現代まで各時代にわたるが、選択の基準は、概略次の通り。
    (イ) その語、または語釈を分けた場合は、その意味・用法について、もっとも古いと思われるもの
    (ロ) 語釈のたすけとなるわかりやすいもの
    (ハ) 和文・漢文、あるいは、散文・韻文など使われる分野の異なるもの
    (ニ) 用法の違うもの、文字づかいの違うもの
    なお、文献からの用例が添えられなかった場合、用法を明らかにするために、新たに前後の文脈を構成して作った用例(作例)を「 」に入れて補うこともある。
  2. 用例の並べ方は、概略次の通りとする。
    (イ) 時代の古いものから新しいものへと順次並べる。
    (ロ) 漢籍および漢訳仏典の用例は、末尾へ入れる。

2典拠の示し方

  1. 各出典についておのおの一本を決め、それ以外から採る必要のあるときは、異本の名を冠して示す。ただし、狂言など、すべてについて伝本の名を表示するものもある。
  2. 底本は、できるだけ信頼できるものを選ぶように心がけたが、検索の便などを考え、流布している活字本から採用したものもある。近・現代の作品では原本も用いたが、文庫本や全集本から採用するものもある。
  3. いくつかの名称をもつ出典名は一つに統一して示す。ただし、「物語」「日記」「和歌集」等を省略したものもある。出典名称については「書名略称一覧」を参照のこと。
  4. 出典の成立年、または刊行年をできるだけ示す。正確な年次のわからないものについては、大まかな時代区分で示したものもある。また、成立年に関して諸説あるものについては、一般に通用しているものを一つだけ示す。
  5. 巻数・部立・章題・説話番号・歌番号など、必要に応じてできるだけ詳しく示す。
  6. 作者名を、それぞれ〈 〉の中へ付記したものもある。
    (イ) 和歌・連歌・俳諧のうち類纂形態のものについては、用例文の末尾に作者の姓名を付記する。
    (ロ) 近・現代の作品には、その作者の姓名を付記する。
  7. 作品のジャンルを示したものもある。
    (イ) 幸若・謡曲・狂言・御伽草子などの類。
    (ロ) 近世の作品には、なるべく仮名草子・浮世草子・咄本・談義本・俳諧・雑俳・浄瑠璃・歌舞伎・随筆・洒落本・滑稽本・人情本等のジャンルを冠する。
  8. 以上の出典のうち、主要なものについては付録に掲げる「主要出典一覧」に概略を示す。

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