語釈について
語釈の記述
- 一般的な国語項目については、原則として、用例の示すところに従って時代を追ってその意味・用法を記述する。
- 基本的な用言などは、原則として根本的な語義を概括してから、細分化して記述する。
- 専門用語・事物名などは、語義の解説を主とするが、必要に応じて事柄の説明にも及ぶ。
語釈に用いる分類記号
語義・用法を分ける場合、説明に応じて次の分類記号を段階的に用いる。

…… 品詞または動詞の自・他の別、活用の種類の別などによって分けるとき
…… 根本的な語義が大きく展開するとき、漢字の慣用がいちじるしく異なるとき、または、一項にまとめた固有名詞を区別するとき
…… 一般的に語釈を分けるとき
…… 同一語釈の中で、特に位相・用法の違いなどによってさらに分けるとき
語釈冒頭の注記
語釈の冒頭に、必要に応じて次のような注記を( )内に示す。
- 和語・漢語について
(イ) 語の成り立ちの説明および故事・ことわざの由来など (ロ) 仮名遣い・清濁・活用・漢字表記などの問題点 (ハ) 用法の説明、または品詞に準ずる注記 - 外来語について
(イ) その原語名と、ローマ字での原つづり、または原つづりのローマ字化つづり、および必要に応じてその原義をも示す。 (ロ) 原語名は、次のような略号を用いる。 {英}…英語 {ドイツ}…ドイツ語 {フランス}…フランス語 など
ただし、英語のうち米国語を区別する必要のあるときは{アメリカ}と示す。(ハ) 外国語に擬して日本でつくられた語には{洋語}と示し、その語の成り立ちが推測できるものについては、その該当する原語名・原つづりをも注記する。 - 固有名詞について
(イ) 書名・地名などの原表記。外国の書名はその原つづりをローマ字化したつづり (ロ) 外国人名の原つづりをローマ字化したつづり
語釈の末尾に示すもの
語釈の末尾に、必要に応じて次のようなものを示す。
- 語釈のあとにつづけて同義語を示す。
- 同義語の後に反対語・対語などを
を付して注記する。 - 参照項目は、前項につづいて→を付して注記する。 季語として用いられるものは、語釈の最後に《 》でくくって、新年・春・夏・秋・冬の別を示す。なお、見出し語から派生する季語は、語釈の最後に▼を付してその語と季を示すこともある。
語釈の文章および用字
常用漢字表、現代仮名遣い等にのっとり、できるだけ現代通用の文章で記述する。